11月も中旬に入り、東京の紅葉も少しづつ色付いてきました。
秋は食欲の秋とも言いますが、私は食材を彩る「器」が好きで、骨董市などに行くと、ついつい購入してしまいます。
ちなみに、器をはじめ日本の工芸品が大好きな私ですが、工芸品に興味を持ち始めたのは小学生の頃です。
まずは「お猪口」そして「信楽焼」「昭和初期のガラス食器」. . . など、興味深い物をひたすら収集する子供でした。
その性格もあり、物の撮影は人一倍好きで、“ 物撮りを極める。”ことを目標に、撮影練習を繰り返す今日この頃です。
今回撮影したのは、波佐見焼の蕎麦猪口です。
ちょこんとした丸いフォルムが可愛らしい器で、鮮やかな絵柄も秋にぴったりの逸品です。
撮影技法としては、構図はいたってシンプルに。
被写体を引き立てるため、背景にライトグレーのバック紙を使い、若干の影は残しつつ、全体に光が回るように撮影しました。
色々なパターンを試しましたが、やはり物撮りは奥が深い。だからこそ極めがいがあるなと実感しました。
器コレクションをはじめ、まだまだ様々なジャンルのコレクションたちが控えていますので、日々撮影に励みたいと思います。
photo : Yutaro Hase
text : Tomoka Kuroda